こんにちは。渓流大好き夫婦です。
渓流を愛するあまり、一昨年の10月から各地の渓流を周って釣り場探索中です!
今年は紀伊半島→北陸地方→東北に続き、現在は北海道にて渓流釣り(テンカラ)を楽しんでいます。
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今回は上川地方へと来てみました!
以前上川地方では、主人が51cmのニジマスを釣った経験があります。
今回も大物狙いで上川地方で頑張ってみようと言うことになりました。
ですが上川地方では去年釣りしていた時に強烈な獣臭と共に、遠目ですが斜面に動くヒグマの姿を見たのでヒグマにはかなり注意しながら釣りしなければなりません。
あー怖い!!!
ということで、少しの時間だけ・車からすぐに入渓できるところで、釣りをすることにしました。

この日は霧がかかっていて、なんだか幻想的な雰囲気。
こんな霧の深い日は、なんだか魚が活性良さそう!と同時にヒグマも活性良く歩き回りそう・・・。

霧で見えないだけですぐそばに居たりして、、、
早めにかえりたいので早速釣りを始めます。
ライズは何度か確認できたので主人が毛鉤を打ちますが、なかなか食べてくれません。
小さなのが食べに来ますがかからない。
ヒグマが怖いのでこの日は早めに切り上げて車へ戻りました。
翌日。
大きな竿で大変ですが、頑張って私も挑戦してみます。

なんと!ニジマスが食いついてくてくれました!

ふっくらしていて健康的なニジマス。

主人は小さな魚がかかる。パーマークがあってヤマメみたいだったそうですが、ニジマスの稚魚の可能性もあります。
場所を替えて主人も大物を狙います。
車を降りると外国人の方(国籍は日本かも知れません)が気持ちよさそうに自転車を漕いでいて目が合ったので、ご挨拶。
入渓してみるとここでも活性が良さそう。かなり深さがあるので、私は見守り主人が頑張って竿を振ります。
橋には先ほどの自転車の方が止まっている。川を見るのが好きなのかな?
ライズもしていてなんか大物が出そうな雰囲気。

橋で自転車の方が行ったり来たりしている。道に迷っていないかな?この辺りをサイクリングしてぐるぐる周っているのかな?
何分か竿を振り続けますが、まだ魚は顔を出してくれません。
一日中竿を振って1匹出るか出ないかの大物釣り。根気よく粘ります。
すると突然Hey!と声がして主人かなと思ったけど振り返ってみると先ほどの自転車の方。

”15分くらい前にすぐそこで熊に会った。熊は自転車についてきたのでベルを鳴らしてなんとか追い払ったけどまだウロウロしている。あなたたちも気をつけてください。”と教えてくれたのです!

川の横に来て話かけてきたので釣りしたいのかな?と思ってお話をするとなんと、
怖ー!!!やっぱりいるのかヒグマ!ついてくるとか怖すぎる!!!!
わざわざ私たちのところまで来て教えてくれてありがとう!!とお礼を言って、早速主人に教える。
ヒグマが出たらしいよ!!!と話しながら橋の方へふと目をやると・・・
いるいるいるいる!!!!!ヒグマが歩いて来た!!!!ヒグマが橋を堂々と歩いている!!!!

ヒグマは超落ち着いて悠々と歩き、一度止まってこっちを見ている!!!恐怖!

橋を渡ったところでこちらに歩いてきているかは木々で隠れてちょうど見えない。
自転車の方にもヒグマいたと伝える。
退渓したいけど、ヒグマが歩いてきたらどうしよう・・・!とかなり焦ります。
主人は”あっライズした”とか言ってちょっとまだ釣りしたそうにしてるけど、退渓します!!
道路へ上がると自転車の方がまだ居て、お話をすると、橋をこえた先に家があるので帰りたいのだが、ヒグマがその辺をウロウロしているので、待っているとのこと。

車に乗りたかったら乗ってと言ったが、本人は私たちに車で先に橋の辺りを見てきて欲しい、ヒグマがいないと確認ができたら合図を送ってくれたら僕もそちらへ行きますとのこと。
もちろん快諾。打ち合わせをして、彼には念の為クマ撃退スプレーを渡した。

作戦通り、私たちが先に車で橋まで行ってみる。
恐る恐る橋まで行くとヒグマの姿はなかった私たちのいた道とは別の道へ移動したようだ。
合図を出すと彼も自転車で橋まで来た。

橋を一緒に並走し、ヒグマがいなさそうなので、解散。

本当に先にヒグマがいることを教えてくれてよかった!この方が居なかったらバッタリ遭遇していた可能性がある。
あんなに肉眼でハッキリとヒグマを見たのは初めてだったので本当に恐怖でした。
しばらくここには来ないです笑
後で気づきましたが橋には”2日前にヒグマ目撃”の看板が設置されていました。あいにく我々は反対側から川へ来たので、看板には気がつきませんでした。看板見ていたら入渓していなかったのですが・・・。
北海道恐るべしです。
今後もさらにヒグマ対策を強化して、侮らずに気を引き締めて釣行したいと思います!
それでは!!!