【車中泊】真冬の北海道–20℃での車中泊はこんな感じだった【夫婦たび】

車中泊

こんにちは。渓流を愛するあまり車中泊で全国各地の渓流を旅している夫婦です。

今回は昨冬に経験した真冬の車中泊について記載したいと思います。半分私の備忘録のようなものですが、真冬に車中泊する予定がある方の参考になれば幸いです。

尚、我々の真似をして凍えてどうにかなってしまっても責任は取りかねますので御了承ください。


私たちの渓流釣りの旅がスタートしたのは2020年の12月末でした。

主人の仕事で米国に住んでいたのですが、9月に退職して、より楽しい生活をするべく10月に帰国しました。

帰国後はまずは免許の申請から。日本の免許は有効期限が切れていた為、いろいろ手続きをして免許取得は出来たものの、免許証はまさかの初心者に逆戻り。車には1年間初心者マーク。笑

それからは旅をする車を探す日々。ハイエースはみんな乗ってるから違う車で・・・寒冷地仕様車じゃないと北海道はキツイよね・・・予算はこのくらいまでじゃないと旅の資金が無くなるな・・・と気にいる車に出会えたのは11月頭。

納車出来たのが12月に入ってからになってしまい、更に車中泊できるようにベット兼収納スペース(すごく簡単なものですが)を作ってから旅に出たので、1番渓流シーズンじゃない12月末にスタートしました笑

カインズでスペースを借りましたが、冬にDIYは寒くてキツかったです。

寒くてスキーウェア笑

渓流釣りは北海道以外の地域では10月から翌3月頃まで禁漁期間の地域が多い為、北海道で釣りするしかなく極寒の中での車中泊。

一番冷えたのは千歳市にいる時で−22℃でした。

私たちの装備は電気毛布・コタツ・コタツ布団・羽毛のシュラフ・ニトリのNウォームの毛布といった感じで、ストーブなどはない状態でした。

コタツはすごく暖かかったです!コタツ自体の電源は点けなくでも、コタツ布団の中に電気毛布を入れるとすぐにあたたまりホカホカ。でも寝るときに片付けるのが大変で、場所もとるのですぐに使わなくなりました。笑

コタツ時代

羽毛シュラフの中に電気毛布をいれると最強で、寝る時はマットレスの上にシュラフ、シュラフの中には電気毛布を入れ、シュラフの上にコタツ布団をかけて熱を逃がさないようにして寝ていました。

顔が出ていると寒いので苦しく無い程度にシュラフに潜る・・・。

起きると大抵の食べ物は凍っていました。朝食のバナナや水、オリーブオイルまで!!冷蔵庫が要らないし、お野菜なども日持ちするので悪いことばかりではありません。

バナナかちかち

朝に着替える服が冷たくて体温を奪われるので、翌日着る服はシュラフの中に入れて寝ていました。

シュラフの中で行方不明になって探すこともありましたが。笑

窓には断熱材を自分たちで作って窓枠にはめていました。あると無いとでは冷気の入り具合が違います。

窓が凍るので窓の冷気対策はガッチリとしないと車内では過ごせません。

床からの冷気もすごいので、キャンプで使う銀マットを利用して冷気を防いでいました。

電気はEF deltaのバッテリーを購入し使用しています。

雪が降るのでソーラーパネルは冬の間はほとんど役に立たないかなと思い、走行充電器で充電していました。


寒さより辛かったのは雪です。雪が降ると少しドアを開けただけで雪が入ってきて布団が濡れます!

寝ている間に車に積もった場合は朝にドアを開けたらゴソッと雪が車内に落ちてきます!涙 これは今年、少しでも解決したいところです。

ご飯を作る時はIHのコンロを使用していました。窓を開けなくても一酸化炭素中毒にならない為です。

茹でる系の料理は車内の湿度が上がり暖かくなります。窓の結露はひどくなりますが・・・。

朝は手軽にパンとバナナ、お昼ご飯は鍋焼きうどん、夜ご飯はスパゲティ。

早く出来ることと安さを重視した食事をしていたら筋肉が落ちてどんどん痩せていきました。主人の髪は細くなり、爪はボロボロに。タンパク質重視の食事にしたら髪も太くなり爪も治りました。

日本人のほとんどが毎日お風呂やシャワーに入るとは思いますが、冬の車中泊やキャンプではその日かいた汗を流すことが本当に大事です。寒くても汗はかくものらしく、汗がついた衣服で寝ると身体が冷えてしまいます。

身体の汗は温泉などに行って流して、肌着は綺麗なものを着用した方が良いです。温泉に入れなかったら市販のシャワーシートで身体をよく拭いて着替える。冷えないためにはかなり大事だと思います。

ちなみに普段お酒を飲む方は夜の晩酌には要注意です。夜中のトイレは寒さがキツいからです。雪が降っていたら地獄です。笑 利尿効果のある食べ物は夜に摂るのは気をつけた方が良いかもしれません。寒いと余計に頻尿になりますしね。

寒い地域にお住まいの方はご存知と思いますが、北海道の公園のトイレや水道は凍ってしまう為、冬は使えなくなっていることが多いのでお気をつけください!


寒いとスマートフォンなど電子機器の充電の減りが異常に早いので、スマートフォンも身体の近くに寄せて寝ています。

踏んで壊さないか心配ですが・・・。

パソコンは寒すぎると起動してくれないので、車内でブログやYouTubeを投稿するのは真冬はちょっと諦めています。

ストーブがあると出来るのでしょうけど。ストーブの購入は検討中です。消費電力が大きいとポータブル電源の充電がなくなり、寝るときの電気毛布が使えないと凍えてしまうので。

あとは・・・冷えてくる前に着込むとか、南国の果物は身体を冷やすらしいので夜に食べないとか、ちょっとずつ気を付けています。笑

まとめると

  • ポータブル電源は必須
  • 電気毛布は消費電力が少ないのでオススメ。
  • 電気毛布+羽毛シュラフ、その上に毛布で夜は眠れた
  • 冷気が入るところは出来るだけ塞ぐ
  • 汗のついた衣服で寝ない
  • 夜中にトイレに行かないような工夫を
  • 寒いより雪がツライ!!

たいした事書いていないですが、どなたか一人でも参考になれば幸いです。